建築用語 の 
08.02.01
あ〜あの
あは〜あん




か〜かの
かは〜かん





し〜しの
しは〜しん



た〜たの
たは〜たん



と〜との
とは〜とん





は〜はの
はは〜はん

ふ〜ふの
ふは〜ふん
















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・脳天打ち(のうてんうち)
 根太に板を釘打ちする場合などの打ち方で、真上から打ち込むこと。造作工事では粗雑な工法とされている。

・軒(のき)
 屋根の最下部、建築本体から突き出した部分を言う。軒先、軒端、軒廻りなどとも言う。雨雪の屋内への侵入を防ぎ、採光・日照の調整をするとともに、日本建築におきるさまざまな特色が表現されてきた。軒の出とは、柱心から芽負いまたは広小舞の全面下端線までを言う。寄棟の場合、配付け垂木は平垂木と同じ間隔になるので、軒のでは垂木感覚の倍数として決められる。

・軒先(のきさき)
 軒の最先端で鼻隠し、広小舞などで構成される。

・軒反り(のきぞり)
 軒線を美しくみせるための手法。水平部分がなく中心から左右全長にわたって反っているものを総反り(真反り)と言う。ひもの両端をもってピンと張り、やや力を緩めたときにできる、ひものたるみを写し取ったものである。また、水平部分があって、隅木近くで急に反りあがるものを長刀反り(なぎなたぞり)と言う。この場合、軒線が反り始める点を反り元、反りの度合いを反り上がりと言う。禅宗の扇垂木は総反りでまとめられる。軒反りは茅負いと裏甲に工作するわけだが、まず型板に原寸を描き、検討した上で用材に写し取る。

・軒葺き(のきぶき)(157)
 瓦葺き屋根において、軒の出が大きい場合、軒先や螻羽を軽快にみせるために軒先部分を金属葺きや柿葺きなどにすること。腰葺きとも言う。

・野地板(のじいた)(136)
 屋根葺き下地となる板のこと。天井で隠されてしまうものを荒野地(あらのじ)土居葺き(どいぶき)という。見え掛りになる場合は鉋削りにするので削り野地などと言う。二軒の軒裏は特に化粧野地と言う。荒野地は杉や松の剥板で丁寧な仕事では突き付け張りにする。

・野垂木(のだるき)(134)
 小屋裏にあって仕上げていない垂木のこと。屋根面に沿っており、屋根裏を構成する。

・ノックダウンCW(−かーてんうお−る)(0349)
 加工の済んだアルミ枠を順次現場に持ち込み、取付け場所で組み立てる方式のカーテンウォール。わが国では標準的な取付け方法である。現場環境や作業者の技能に品質が左右されやすい。

・のど厚(のどあつ)(0486)
 鉄骨などの溶接継手で、応力を有効に伝達させる溶接金属厚さのこと。理論のど厚と実際のど厚とがあり、単にのど厚という場合は理論のど厚をさす

・野縁(のぶち)(0398)
 天井や下地板を打ち付けるための下地骨のこと。天井野縁を受ける材を野縁受けという。

・登り桟橋(のぼりさんばし)(0426)
 足場に設りられる昇降用仮設通路のこと。

・登り淀(のぼりよど)(138)
 淀がけら羽へ廻り棟まで登るところを言う。社寺建築では登り裏甲と言う。取付けは破風板より鼻の出を2〜3cmくらいにして破風板となじませ、大釘打ちにして取付ける。

・鑿(のみ)
 木材を小さく切り欠くときに使用する道具。

・野物材(のものざい)(0591)
 小屋裏や壁のなかに納まる間柱や胴縁など、目に見えない場所に使う材のこと。見え隠れ材(みえがくれざい)ともいう。

・法(のり)(025)
 法とは傾斜面のこと。根切り工事においては斜面を法面(のりめん)、水平面との交点の上部を法肩(のりかた)、下部を法尻(のりじり)、水平面との角度を法勾配(のりこうばい)という。法勾配は労働安全衛生規則により規定されている。雨水などによる土砂流出を防ぐため、法面にモルタル塗りやシート掛けなどを行う。これを法面養生(のりめんようじょう)という。

・乗入れ構台(のりいれこうだい)
 地下のある建物において、工事車両を乗り入れるために作られた構台。主に根切りから地下躯体工事までの間使用される。重量運搬車やクレーンなども乗り入れるため大掛かりな仮設工事となる。

・ノンガスシールド溶接(−ようせつ)(0486)
 外部からシールドガスを供給しないで溶接ワイヤを使って行うアーク溶接=「ノンガスアーク溶接」

・ノンブラケット工法(−こうほう)(0301)
 【鉄骨造】
 ブラケット工法に相対する工法。鉄骨を現場で組み立てるとき、仕口のない柱と梁を溶接やボルトによって現場で接合する工法。工場製作の簡素化や運搬費の軽減を図ることができる。


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