建築用語目次
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・土居桁(どいげた)図(160)
桔木または出梁を支える桁。桔木枕とも言う。古くは井桁に組んだ土台をも言う。
・陶器質タイル(とうきしつたいる)(0090)
粘土と原石を原料として、焼成温度1000度以上で焼かれたタイル。吸水性が高く、叩くと濁った音がする。内装タイルとして多く使われる。
・等級(とうきゅう)
JAS規格では、用材の節、腐れ、割れなどの傷の程度の基準がある。構造基準については1級、1等、2等の3等級があり、材面の化粧基準については、無節(むぶし)、上小節(じょうこぶし)、小節(こぶし)の3品質に分けられる。挽割類、挽角類については、四方、三方、二方、一方と材面数の化粧基準と併せて等級が判定される。
・投光器(とうこうき)(0506)
反射鏡やレンズを使ってある範囲の方向に高い光度が得られるようにした照明器具。
・胴差し(どうざし)図(101)
2階の床梁を受ける高さに入れる横架材のこと。胴差しに床梁が載り、その上に台輪(だいわ)が廻り軸組を構成する。現在では、台輪と胴差しを1つにして軸組を省略することが多い。こうした軸組では、胴差しも梁も上端をそろえることが多いようだが、木を組んで軸組を固めるという観点からすると、必ずしも最善の方法とは言い難い。
・透湿抵抗(とうしつていこう)(0210)
水蒸気の通りにくさをいい、透湿係数が小さいほど透湿抵抗が大きい。外断熱には透湿抵抗の大きい断熱材が適している。
・等照度曲線(とうしょうどきょくせん)(0515)
面上にある等しい照度の点を結んだ曲線。
・胴縁(どうぶち)(0381)
板やボード張り仕上げの壁の下地を構成するためになど間隔で取り付けられる平棒状の部材。木下地の場合の木製のものと、軽量鉄鋼下地で用いられる鋼製のものがある。水平方向のものを横胴縁[よこどうぶち]、垂直方向のものを竪胴縁[たてどうぶち]という。
・通し柱(とおしばしら)図
1、2階を貫いている柱が通し柱で、建物の四隅や構造上の要所に用いる。仕口の欠損部分が大きいので断面は大きく取る。
・通り(とおり)(251)
直線になる状態のことで、通りが悪いとは曲がっていることをいう。通りを見るのは直線になっているかを確認する作業である。
・通り芯(心)(とおりしん)(0246)
最下階を基準にして、建物の縦軸線と横軸線の基準となる中心直線をいう。
・特種加工化粧合板(とくしゅかこうけしょうごうはん)(0386)
木目や柄をプリントしたプリント合板、塗装を施した塗装合板やウレタン樹脂などの合成樹脂で被服したオーバーレイ合板など、表面に加工を施した合板。
・特定建設資材(とくていけんせつしざい)
?コンクリート、?コンクリートと鉄からなる建設資材(プレキャスト鉄筋コンクリート版あんど)、?木材、?アスファルト・コンクリートの4種類が指定されている。現状では?のアスファルトは81%リサイクルできている(平成7年実績値)が、?の処理が一番難しいとされている。
・特別教育(とくべつきょういく)(0444)
一定の危険有害な業務に就かせようとする労働者に対し、安衛法第59条第3項の規定にもとづき、その業務に関する危険有害性について事業者が行う安全または衛生のための特別な教育である。現在、危険有害な業務として安衛則第36条により46業務が指定されている。特別教育は学科教育と実技教育により行い、厚生労働大臣が定めた特別教育規定にはそれぞれの業務ごとに、科目の範囲、教育時間数なとが示されている。
・独立基礎(どくりつきそ)
建物の荷重の多くかかる柱部分の独立して設けられたフーチング基礎。
・溶込み(とけこみ)(0489)
溶接金属の底から母材表面までの長さ。これが不足すると、溶接部分の強度が確保できず欠陥となる。
・土工(土方)(どこう(どかた))(214)
土工は掘削とコンクリート打設が主な仕事である。地方の特色や現場の規模により、鳶工と兼任している鳶土工(とびどこう)のばあいもある。掘削の重機は専門のオペレーターが運転を行い、土工は重機の相番、手掘り、杭間さらい、水替えなどが主な仕事である。コンクリート打設は、圧送業者(ポンプ屋)との共同作業となる。打設順序の指示や打設後の締固めなどを行い、コンクリートが密実できれいに打ちあがるように施工する。また、土工は仕上げ工事においても清掃、片付けなど現場の整理整頓、推進役として活躍する。
・土工事(どこうじ)
earth work
・床付け(とこづけ)(030)
根切りがほぼ所定の深さに達したとき、レベルなどを使って計画の高さで根切り底を平らに仕上げること。杭のない建物の場合は根切り底が建物の支持地盤となるため、もともとの土(地山〔じやま〕)を乱さずに仕上げる必要がある。したがって床付けは機械ではなく土工がスコップやじょれんで行うことが多い。根切り底が計画の高さよりも低いと基礎の下に敷く砂利や捨てコンクリートの量が余分に必要となり、また計画より高いと基礎の厚さが不足することになる。杭のある場合でも床付けに対する配慮は同様である。
・床の間(とこのま)
日本の住宅の畳の部屋に見られる座敷飾りの一つ。 正しくは「床(とこ)」で、「床の間」は俗称とされる。
ハレの空間である客間の一角に造られ、床柱、床框などで構成されている。 掛け軸や活けた花などを飾る場所である。
・土質(どしつ)
土の性質を指す。土質には砂質土(さしつど)や粘性土(ねんせいど)などがあり、土粒子や性質によって分類される。
・土質柱状図(どしつちゅうじょうず)
ボーリングや標準貫入試験によって採取されたデータを1枚の図表にまとめたもの。土質、その層厚、色調、観察記事、標準貫入試験の打撃回数、N値の折れ線グラフ、孔内水位位などが地表から深さ方向に順に記入してある。
・度数率(どすうりつ)(0432)
国際労働機関(ILO)で決議され、国際的に定められた災害発生率。100万労働時間当たりに発生すろ死傷者数で表し、次の式で表される。
度数率=100万×死傷者数÷労働延べ時間数
災害の発生状況を比較するために使用される災害発生率には、年千人率もあるが、労働者数は同じでも所定労働時間の長短や時間外労働の有無で労働延べ時間が変わるので、災害発生率としては年千人率よりも度数率のほうがよいとされている。年千人率を度数率に換算する場合のおおよその目安としては、次の式が使用きれる。
度数率=年千人率÷2.4
・塗装工(ペンキ屋)(とそうこう)(233)
外壁の塗装は、耐候性のある塗料をエアレスガンなどによる吹付け施工またはマスチックと呼ぶローラー仕上げとなる。吹付け専門職は、塗装工よりもむしろ左官から派生した職種で、ガン屋と呼ばれた。内装の塗装には、建具は溶剤系、壁・天井は水溶性の塗料を使うことが多い。職人は、ボード目地のテープ張り、パテかい、サンドペーパー掛けで平滑な下地をつくり何回も塗料を塗り重ねて仕上げる。最近は刷毛塗りからローラー塗りに変わりつつある。
・土台(どだい)(096)
軸組の最下部にある建物の荷重を受ける材。江戸時代末期に、まず建築外周の側土台(がわどだい)から一般化し始め、次第に間仕切壁下部の間仕切り土台が使用されるようになった。材種には耐久性のある檜葉、檜などの心持材を用い、断面もできるだけ大きく取る。民家解体修復工事で、白太(しらた)が朽ちて心材部分が残った土台を取替えることがあるが、心持材であったために、もちこたえたと言える。薬品に頼らず防腐土台とするには表面を焼付けて炭化させる方法もある。
基礎の上に載せる材木。土台は地面に近く、シロアリなどの食害により腐朽しやすいため、ヒバなど防腐・防蟻性のある材を選ぶ必要がある。
軸組工法では材寸120mm角が一般的。防腐に強い材種(ヒノキ、ヒバ、クリなど)や、防腐剤を注入あるいは塗布した防腐処理土台(ぼうふしょりどだい)を使用する。
枠組壁工法はでは呼称404CCA(90mm角の寸法で防腐防蟻加圧注入材)を使う。
・土台据え付け(どだいすえつけ)
基礎工事完了後、基礎天端に墨出し、墨にしたがって土台を据え付け、基礎に埋め込まれたアンカーボルトと土台緊桔する。アンカーボルトの座金は土台の収縮を考慮して、笠形アンカーボルトおよびスプリング付き座金を使用するとよい。
・土地条件図(とちじょうけんず)
国土交通省国土地理院が発行している都市部を中心に作成された特殊な地形図。縮尺は2万5千分の1.高台や低地が色調と記号によって可視化され、特に沈下が発生しやすい後背湿地や埋没谷などの地盤情報を入手できる。
・ドーナツ(296)
柱・梁・壁筋のかぶり厚さを確保するために鉄筋にはめておくドーナツツ状のスペーサーのこと。
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