建築用語 たは〜たん 
17.02.17
建築用語目次

あ〜あの
あは〜あん




か〜かの
かは〜かん





し〜しの
しは〜しん



た〜たの
たは〜たん



と〜との
とは〜とん





は〜はの
はは〜はん

ふ〜ふの
ふは〜ふん
















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・タフテッドカーペット(0372)
 既製の基布にミシン針で植え付け、裏面からラテックスで固定させ、同時に織ったもの。パイル糸の材質はポリエステルナイロンなどがある。パイル長さは4〜12mm。

・ダボ
 材の位置決めや緊結、ずれを防ぐために二つの材の接触面にそれぞれ孔をあけて打ち込む材のこと。堅木などが用いられる。

・玉掛け(たまがけ)(0327)
 重量物をクレーンなどを使って揚重・移動するとき、重心を失わないようにバランスよくワイヤロープを掛ける作業のこと。このワイヤを玉掛けワイヤといい、輪(へびぐち)にした玉掛け専用のワイヤを使う。玉掛け作業者は安全衛生法に定められた資格をもった人が行う。

・玉串奉奠(たまぐしほうてん)(0472)
 その土地および建設する建物の永遠の安定と、発注者並びに工事関係書の守護を祈念するため、玉串を奉って拝礼するものである。玉串自体は、榊に紙垂を付けたものである。時間などの都合により、代表者1名が行う場合と、複数の参列者が個々に行う場合とがある。いずれも、玉串奉奠の厳格なる作法を正確には行えないことが多いようである。ほかの参列者の作法もあらかじめ練習を行うなどして、祭事が滞りなく進むよう関係者との打合せを、入念に行ったほうがよい。

・駄目(だめ)(259)
 建築工事がほとんど完成した段階で、一部にわずかに残された未仕上げの状態、または修正が必要な部分のこと。駄目を点検し、現場を見回ってチェックすることを駄目回り(だめまわり)、駄目部分に手を入れて完成させることを駄目直し(だめなおし)という。

・垂木(たるき)(133)
 屋根の荷重を受けるため、棟から軒へ架け渡した斜材のこと。社寺建築では垂木の断面の幅と成の和を単位とし、垂木の間隔、柱間、軒の出などの割合を成功に設計するが、これを枝割(しわり)と言う。中国や韓国では木材資源が乏しかったので円垂木(まるだるき)(丸太)が用いられた。垂木はその位置するところや配列方法などによって種々に分類され、それぞれに名称がある。

・垂木形(たるきがた)(151)
 破風板と同材異名。昔は庶民には破風を用いることが禁じられていたので、破風の成を低く直線的なものにして、その呼び名も破風という名を避けて垂木形と称した。

・垂木割り(たるきわり)(142)
 垂木の配置のこと。垂木配りとも呼ばれる。垂木間の広狭により、本繁割り、半繁割り、吹き寄せ割り、まばら割りなどがある。なお垂木の大きさは一枝(いっし)(垂木下端の幅と小間1つを合せたもの)を22分割して、その10下端幅とし、成はこれに一割増しとする。

・たるみ遣り方(−やりかた)
 遣り方の間隔が7m以上離れているときに、水糸がたるまないように設けるもの。

・垂れ壁(たれかべ)(075)
 開口部などの上にある天井から垂れ下がったような形の壁。鴨居の上の小壁もその一種である。最近は建築基準法に規定する防煙区画としての垂れ壁が重要になってきている。火災時に発生する煙は温度が高く、上方を流れるので50〜80cmぐらいの垂れ壁でかなり煙をさえぎることができるといわれる。

・単管(たんかん)(0291)
 外径48.6mm、肉厚2.3mmの鋼管パイプ。長さは50cm刻みで5mまでが用意されている。

・単管足場(たんかんあしば)(0414)
 かつて一般的に用いられていた丸太足場に代わり、鋼管を主体とした足場として普及したもの。建地、布地、腕木、足場板、大筋かい、緊結金具、単管ジョイント、固定ベース金具、壁つなぎ用金具なとの部材で構成されており、本足腸、棚足場、一側足場などとして使用されている。

・単管ジョイント(たんかん−)(0427)
 足場用鋼管を長手方向につなぐときに用いる金具。継手金具とも呼ばれる。

・短冊金物、短冊ボルト(たんざくかなもの、たんざく―)(105)
 短冊型の金物で2材をつなぐのに用いる。もっぱら継手の補強に使用される。

・炭酸カルシウム発泡体(たんさんかるしうむはっぽうたい)(174)
 樹脂をバインダーとした炭酸カルシウム独立発泡体。耐圧性が高く可撓性があり、部位を選ばずコンクリート曲面にも対応、打込みができる。タイルなどの直張りも可能である。不燃材。

・単床(たんしょう)(125)
 梁がなく根太のみで構成された単純な床のこと。簡略な建物に用いられ、一般の木造住宅などではみかけない。

・単層フローリング(たんそう−)(0359)
 単一の層の断面をもつフローリング。ムク材を用いたムクフローリングや、表面が寄せ木状になっているFJLタイプ、一間ものでジョイントのないOPCタイブなどがある。

・炭素鋼(たんそこう)(0303)
 炭素量のみを調整して、特に合金元素を加えていない鉄鋼。少量のケイ素、マンガン、リン、硫黄が入っており、炭素含有量、各化学成分の基準値が定められている。

・段逃げ山止め工法(たんにげやまどめこうほう)
 根切りの形状を段型にすることによって山止め壁を自立させ、支保工をなくす工法。

・断熱型枠(だんねつかたわく)(175)
 断熱材に型枠合板を張り合わせたものや断熱材自体が型枠を兼ねているもの。打設後のばらしが不要。

・断熱欠損(だんねつけっそん)(203)
 断熱が必要な面で、施工上のミス、もしくは構造上断熱を施すことができない部分をいう。

・断熱工事(だんねつこうじ)(162)
 建物を断熱構造とする工事のことをいう。この断熱工事に使われる材料で、常温から約600〜1100度までの温度条件で使用できるものを断熱材という。

・断熱ファスナー(だんねつふぁすなー)(0176)
 熱橋となる金物などの中間に使用する。熱的に絶縁するためのプラステックなどで製作された締結部材。

・断熱補強(だんねつほきょう)(0188)
 鉄筋コンクリート内断熱の場合、結露が発生しやすい出隅やスラブ、隔壁面に断熱材を施すこと。外断熱の場合、躯体構造に連結するバルコニーや外階段の断熱欠損部分の内側に行うとされるが、理にかなわないので外部で処理すべきである。

・ダンパー(だんぱー)
 ?空気調和用や換気用ダクトの途中や吹出口・吸込口に取り付けられ、風量の調節に用いられる羽根または板状の扉。

 ?防火・防煙上の目的で換気用ダクトの内側に設けるもので、火災発生時にはヒューズが瞬間的にとけて閉鎖できるようにこうりょされたもの。

・夕ーンバーックル(0489)
 ワイヤーロープなどを緊張するのに用いるネジ式の引締め金具。鉄骨の歪み直しなどに使用する。また軽微な筋かいに使用する。

・段跳ね(だんはね)(0027)
 根切りが深くて地上の機械では掘削できない土を、別の機械で届くところまで移動しすることをいう。機械2台の場合を2段跳ね、さらに深くて3台で行う場合を3段跳ねという。

・タンピンク(0275)
 打設したコンクリートに含まれる水分の急激な蒸発や、コンクリートの沈下などによって起こる初期ひび割れを防ぐために、打設完了後30〜60分の間にタンパーでコンクリートの表面を叩くこと。

・暖房デグリデー(だんぼうでぐりでー)(0198)
 度日ともいう。基準温度を18度とし、外気が基準温度18度以下になった場合の温度差を1年間合計したもので、度日数が大きいほど寒い。

・断面欠損(だんめんけっそん)
 継手・仕口など部材同士が取り合うために切欠きされ、断面寸法が小さくなること。これによって体力が劣ることもあるため、部材寸法は欠損分を見込んで選びたい。

・暖炉(だんろ)
 fireplace


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