建築用語  し〜しの 
17.02.14
建築用語目次

あ〜あの
あは〜あん




か〜かの
かは〜かん





し〜しの
しは〜しん



た〜たの
たは〜たん



と〜との
とは〜とん





は〜はの
はは〜はん

ふ〜ふの
ふは〜ふん
















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・仕上げ墨(しあげすみ)(0249)
 通り芯または寄り墨から仕上げがり寸法を記入すること。

・地足場(じあしば)(0419)
 基礎工事などで、地盤以下の建築工事などに設けられる足場のこと。

・シェーカーデザイン
 Shaker design
 18〜19世紀初頭にアメリカのシェーカーコミュニティでつくられた、家具・生活用具などの簡素で機能的なデザイン。

・CFT(しーえふてぃー)(0308)
 コンクリートを内部に充填した鋼管で、通常の鋼管に比べ、変形に耐えうる。CFTを用いた構造をCFT(コンクリート充填鋼管)構造という。

・GL工法(じーえるこうほう)(0392)
 コンクリート面などに粘土状の援着剤を一定間隔に塗り、石膏ボードを押し付けて張る方法。施工が簡易だが、防音・遮音性能に劣るため、採用する際に考慮が必要である。

・紫外線(しがいせん)(0413)
 波長が1nmから380nmの範囲に含まれる光。殺菌効果をもつので水の浄化にも使用される。日焼けや退色の原因となるため、商品への照射に紫外放射の多い光源を用いる場合はUVカットフィルターの使用が望まれる。蛍光体を光らせる特性がある。

・直組み鉄筋(じかぐみてっきん)(0293)
 現場で組み立てられた鉄筋。

・直天井(じかてんじょう)(0399_1)
 上階の床や屋根の下面を、そのまま露出させて天井面にする天井の形式。塗装仕上げや吹付け仕上げとすることが多い。

・直張り工法(じかばりこうほう)(0373)
 床仕上げに限らず、仕上げ材を張る場合、下地を張らずに直接仕上げる工法。主にカーペットを張るときに使われ、接着工法とも呼ばれる。カーペットの場合、床の全面に直接接着剤を塗布し、カーペットを床面に全面圧着する。

・敷居(しきい)(0356)
 障子や襖などを滑らせるために溝を切った横材。上部の鴨居と対になる。縁側の外部に設けて雨戸などに使用する一筋敷居[ひとすじしきい]、溝のない無日敷居[むめしきい]、足固めを兼ねた差し敷居[さししきい]などがある。

・敷桁(しきげた)(114)
 軸組の地廻りで、梁を受けるために、桁行きに流す横架材のこと。京呂組(きょうろぐみ)では棟桁に小屋梁を架けるが、折置組では小屋梁の位置に柱を建てたくないときに、敷桁を用いて小屋梁を受ければ、開口部を広く取ることができる。京呂組と折置組(おきおきぐみ)を説明した文章の中には「折置組は小屋梁を直接受け、開口部に制限を受けるため、間取りの自由度は少ない」といった内容が書かれていることがあるが、この敷桁の手法を用いれば、折置組における柱の位置の制限を克服できる。

・磁器質タイル(じきしつたいる)(0088)
 良質の原石と少量の粘土を主原料として、焼成温度1250度以上の高温で焼かれたタイル。緻密で吸水性がほとんどなく、叩くと金属製の澄んだ音がする。外装タイル、モザイクタイルに多い。

・地業(じぎょう)
 基礎スラブを支えるため、それより下に敷砂利(しきじゃり)、杭などを設けた部分をいう。地業には杭地業(くいじぎょう)、地盤改良地業(じばんかいりょうじぎょう)、砕石地業(さいせきじぎょう)などがある。

・地切り(じぎり)(0327)
 トラックで運搬されてきた部材の荷下ろし時に、クレーンで吊った物をトラックの荷台から切り離す作業のこと。

・軸方向力(じくほうこうりょく)
外力が材軸方向に作用したとき、部材を伸縮させようとする一対の力をいい、圧縮力(圧縮応力)と引張力(引張応力)とがある。
引張力を+、圧縮力を−として区別する。


・地杭(じぐい)
 地縄張りの際に、縄を地面に留めておく細い杭のこと。

・軸組(じくぐみ)
 土台、柱、胴差し、桁、筋違い、およびこれらの間にある構造部分で、屋根、床などの荷重を支持し、風、地震力などの水平力を基礎に伝達し抵抗する骨組み。主要な柱は1階から2かいまでを通しにした通柱とする。その他は土台から胴差し、胴差しから桁または小屋梁までの管柱。大壁造の時にはこれらの間に間柱を設ける。真壁造の場合は柱管に貫が通される。

・仕口(しぐち)
 二つ以上の部材がある角度をもって接合されること。
 蟻掛け(ありかけ)や腰掛け(こしかけ)などがある。材の継目は強度的な問題が出やすいため、用途や部位に応じて選択する必要がある。

・地組み(じぐみ)(0326)
 大型の部材を用いて工場製作された鉄骨部材を部分的に分割し、現場に搬入してから建方前に地上で組み立てること。仮組み[かりぐみ]ともいう。また、現場搬入前に、工場製作ヤードなどで仮組立てを行って、組立精度などを確認する作業のこと。

・Gコラム(じー)(0308)
 柱に用いられる継目なしの遠心鋳造鋼管の商品名(製造:クボタ)。

・示唆(しさ)
 思い付かせること。そそのかくこと。

・自在クランプ(じざい−)(0423)
 緊結金具の一つで、緊結した鋼管の交差角度が自由に変えちれる構造のもの。

・支持杭(しじぐい)
 bearing pile

・支持層(しじそう)
 直接基礎あるいは杭基礎を介して伝達される荷重を十分に支えることのできる地層。構造物の荷重や杭の先端支持力によって要求される支持層の強さは異なる。

・支持力(しじりょく)
 荷重が掛っても地盤が破壊せずに支持できる力。

・地震応答(じしんおうとう)
 earthquake response
 地震によって建物などが振動する現象。

・地震応答スペクトル(じしんおうとうすぺくとる)
 earthquake response spectrum
 地震波のスペクトル表示の一手法。1質点系の周期だけを変え、各周期に対する最大応答値を読んで出てきた曲線減衰定数をパラメーターとして表される。質点の変位・速度・加速度について求めたスペクトルを、それぞれ変位応答スペクトル、速度応答スペクトル加速度応答スペクトルと呼ぶ「レスポンススペクトル」ともいう。

・シージングボード
 インシュレーションボードにアスファルト処理を施し、吸水性を下げたもの。SN40の釘打ちで施工する。

・システム天井(−てんじょう)(0399_2)
 主にオフィス空間で使われる工場生産されシステム化された天井。一般にパネルで構成され、それぞれに空調や照明、各種配線、防災機器などの設備が一体化されている。

・地墨(じずみ)(0248)
 床など水平面に直に付ける墨。

・鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)(0454)
 柳箱に納められた鎮物を発注者が盛砂に納める儀式。鎮物は神札、通貨、鏡などで、後に建物の基礎に埋め込む。

・次世代省エネ基準(じせだいしょうえねきじゅん)(0195)
 正式名称は「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断基準」である。昭和54年に「エネルギーの使用の合理化に関する法律」にもとづいて昭和55年建設省から住宅の省エネルギー指針として告示された。平成4年に改正され「新省エネ基準」と呼ばれ、これが「次世代省エネ基準」と呼ばれている。これには断熱性能だけではなく気密性、日射の遮蔽受熱に至るまでの基準が示されている。

・下請け業者(したうけぎょうしゃ)
 subcontractor

・下見板張り(したみいたばり)(0053)
 板の長さ方向を水平にして張った板壁、または張ること。

・地垂木・飛檐垂木(じだるき・ひえんだるき)(0145)
 社寺建築において深い軒が垂れ下がらずそりあがって見えるよう垂木を2段構えとした。これを二軒(ふたのき)と言い、元の方の垂木を地垂木、軒先のほうを飛檐垂木(ひえんだるき)と言う。古式では地垂木は断面が円形、飛苑垂木には角を使うが、これを地円飛角(ちえんひかく)と言う。やがて両者とも反りが付き地垂木は鼻先を太くし、逆に飛檐は先細りして軒先を軽く見せるよう工夫された。

・止端(したん)(0481)
 部材面と溶接金属の表面との交線

・自沈(じちん)
 標準貫入試験における63.5kgのモンケン(サンプラー)が打撃によらず自重で沈降すること。スウェーデン式サウンディング試験では荷重を載荷したときに自重で沈降することをいう。

・地鎮祭(起工祭){(じちんさい)(きこうさい)}(0451)
 工事着工にあたり、その敷地の守護神を祀って、土地の永遠の安定と、工事の安全を祈願するもの。「地鎮の儀」、「鍬入れの儀」ともいい、正式には,「苅初の儀」「穿初の儀」「鎮物埋納の儀」の三つの儀式からなるが、実際には「苅初の儀」と「穿初の儀」あるいは「穿初の儀」のみですませることが多い。

・ジッギング試験(じっぎんぐしけん)
 jigging test

 骨材の単位容積質量試験方法(JIS A 1104)の一つ。骨材の寸法が大きく、棒突きが困難な場合及び試料を損傷するおそれがある場合はジッキングによる。試料をほぼ等しい三層に分けて容器につめ、各層ごとに容器の片側を約5cmもちあげて、床をたたくように落下させる。次に反対側を持ち上げ、落下させ交互に25回、全体で50回落下させる。試料の詰め方以外の測定要領は棒つき試験による単位容積重量試験方法と同一である。

・実行プロセス(じっこうぷろせすぐん)(PM)
 Executing Process Group

・指定検査会社(していけんさかいしゃ)
 designated inspection company

・自動研磨機(じどうけんまき)(0412)
 ベルトコンベヤーに乗ったスラブが一方から送り込まれると、粗目から最細目まで20段階以上の砥石やバフが回転しながら往復運動して、本磨き仕上げの材料を送り出す装置。

・自動アーク溶接(じどう−ようせつ)(0481)
 溶接ワイヤの送りが自動的に行われ、常に操作をしなくても連続的に溶接ができる装置を用いて行うアーク溶接。

・シナ合板(−ごうはん)
 芯材にラワンを使い、シナを貼り合わせたもの。芯材、面材ともにシナを使ったものはシナ共芯合板(−ともしんごうはん)という。木肌の美しさが好まれ、室内や家具などに汎用される。

・地縄張り(じなわはり)(0005)
 建物の外周と内部の主たる中心線上に縄を張り、建物の位置を直接地上に落とすこと。この段階で図面上の配置とのズレや間違いがないように確認する必要がある。各頂点には地杭を打ち込み、縄やビニールひもが地杭間に張り渡される。住宅規模の現場での直角出しは、大矩〔おおがね〕(各辺のひが3:4:5となるよう小幅板を用いて現場で製作された直角三角定規、三四五〔さんしこ〕ともいう、)を用いて行う。大きな現場ではトランシットを用いる。

・死に節(しにぶし)
 生き節とは反対に、節の繊維が周囲の材と連結していない節で、欠点となる。


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