建築用語目次
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・材工(ざいこう)(244)
工事にかかるすべての材料費と手間賃を合わせた費用のこと。材工一式(ざいこういっしき)、材工共(ざいこうとも)などというふうに使われる。
・最終処分業者(さいしゅうしょぶんぎょうしゃ)
廃棄物を最終処分する業者。最終処分の施設には、遮断型処分場、安定型処分場、管理型処分場の三つに分類される。廃棄物の種類によりそれぞれ埋立て基準がある。
・最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう)
産業廃棄物を最終的に埋め立てて処分する場所。地下水や土質に影響の出ない処分場を安定型最終処分場といい、コンクリートがら、ガラスくず、陶器くず、金属くず、廃プラスチックなどの処分とする。地下水や土質に影響を及ぼす恐れがあるため、ビニルシートを張った処分場を管理型処分場といい、焼却灰などを埋め立てる。
・最小かぶり厚さ(さいしょう−あつさ)(296)
鉄筋コンクリート部材の各面、またはそのうちの特定の個所において最も外側にある鉄筋の最小限度のかぶり厚さのこと。
・砕石地業(さいせきじぎょう)
岩や玉石を砕いた砕石を用いて行う地業。
・サイディング工(230)
住宅の外壁などによく使われるサイディングを張る職人。金属系サイディングの場合、板金工と兼ねている場合もある。サイディングに打つシーリングはシーリング工が行う場合が多い。
・竿車知継ぎ(さおしゃちつぎ)
竿と車知栓を組合せた継手。車知道は竿の付け根に向かって勾配を付け、八の字形に車知栓を打込むことで、2材が緊結するように加工される。竿の根元に目違いを付けて捩れを防ぐ。
・竿縁(さおぶち)(0398)
天井板と直交させて天井板を受ける細い部材。竿縁を使った天井を竿縁天井と呼ぶ。
・逆打ち工法(さかうちこうほう)
杭の施工と同時に、その掘削孔を利用して地下の鉄骨柱を建て、地下の躯体を通常とは逆に上から下に向かって構築していく工法。できあがった躯体が支保工となり切梁はいらない。
地下と地上の躯体工事を同時に進行させることができ、工期短縮のため採用される工法である。
・下がり墨(さがりずみ)(247)
陸墨から下げて示す墨をいう。
・左官(さかん)(0231)
土塗り仕上げ、モルタル、漆喰仕上げのほか、タイル下地塗りなども行う職人。最近、乾式工法が主流になり活躍する場合が少なくなったが、やはり左官は仕上げ工事の重要な役を担っている。左官から派生した仕事に、コンクリート床仕上げ(モノリック)、コンクリート打放し面の補修があるが、それぞれならし屋、補修屋と呼ばれ、専業化している。
・砂岩(さがん)(0407)
砂が堆積して固まった石。世界各地で古くから建築材料として使われてきた。わが国ではインド砂岩が有名で、赤または灰白の柔らかい雰囲気が好まれる。吸水率が高いため汚れやすく、清掃を怠ると苔やかびに覆われてしまう。
・先組み鉄筋(さきぐみてっきん)(0293)
工場など現場以外で組み立てられた鉄筋。
・先張りシート(さきばりしーと)(0177)
1階と2階で連続した気密層を設けるために、あらかじめ施工するシート。
・作業床(さぎょうゆか)(0425)(0446)
・単管や建枠、吊りチェーンなどによって人が乗って作業ができるように、足場板(布板)などを張りつくられた足場の床のこと。
・足場の作業床、機械の点検台などの作業のために設けられた床をいう。安衛則では、建設途上のビルの床部、屋上、橋梁の床板などの平面的な広がりをもった建設物などの部分で、通常その部分で労働者が作業することが予定されているものについても作業床とし、その上からの労働者の墜落を防止するための措置を定めている。すなわち、地上などからの高さが2m以上となっている作業床の端、開口部などであって、労働者が墜落する恐れがある個所には囲い、手摺、覆いなどを設けなければならないことになっている。なお、高所作業における墜落災害を防止するためには、労働者が安全に作業を行うことができる作業床を設けることが基本的な対策であり、安衛則においても、高さ2m以上の個所で作業を行う場合において、墜落により労働者に危険をおよぽす恐れがあるときは、足場を組み立てるなどの方法により作業床を設置することを義務づけている。
・座屈(ざくつ)
構造物が外力を受け、その外力が増加していったとき、ある点で急に安定を失って曲りはじめる現象をいう。
・下げ鎌(さげかま)
柱に取合うときの貫端部の仕口。下げ鎌と呼ばれるが、その仕口形状はむしろ片蟻で、片下げ蟻(かたさげあり)とも言う。柱と貫を固めるために貫楔うちとする。下げ鎌と上下を逆さに加工したものを上げ鎌(あげかま)と言う。
・下げ振り(さげふり)(012)
糸の先端に円錐形のおもりを付け、これを垂らして鉛直を調べる道具。平板測量器などの測量機器の据え付け位置を決めたり、建方工事で柱の建入れ(正確に垂直に建てること)を見るときや、床の定点位置を垂直に天井に移したりするときなどに使用する。
・簓(ささら)(054)
ギザギザした階段状に加工されたものをいう。階段で段板を支える桁を簓桁(ささらげた)という。外壁の下見板張りで下見板の押えとして下見板のギザギザの形状に合わせて加工した押し縁を簓子(ささらこ)といい、これを簓子下見板張り(ささらこしたみいたばり)という。
・指し金(指し矩)(さしがね)(251)
墨出しに使用する長さと90度を測る道具。曲尺(かねじゃく)ともいう。裏面には裏目(うらめ)と呼ばれる表面の目盛りのルート2倍になった目盛りが刻まれている。
・差し鴨居(さしがもい)
鴨居の高さで差し込む横架材のこと。構造材として働くので、通常の鴨居とは区別が必要。
・差し筋(さしきん)(0298)
コンクリートの打継ぎ個所において、鉄筋を接合させるために、所定の位置に差し込んでおく鉄筋。
●サステイナブル
持続可能な。地球環境への負荷を減らし、人類の生存を持続きせようという考え
・サーチライト(0507)
口径200mm以上で、平行に近いビームを出す投光器。
・サッシ(0342)
もともとは帯を示すsashからきており、枠材のことだが、意味が広がって窓自体を指すようになった。代表的なアルミ製のほか、スチール、ブロンズ、木、塩ビ樹脂などでもつくられている。
・サッシ工(建具屋)(たてぐや)(232)
金属建具を取り付ける職人のことで、アルミサッシ・スチールドア・ステンレス建具・アルミカーテンウォールをそれぞれ専業の職人が取り付けることが多い。もちろん兼業の場合もある。取り付けは、木製の楔やピアノ線を使い位置決めしてから溶接で躯体に固定する。
・サブコン(239)
請負契約における下請け業者のこと。サブコンストラクターの略。
・サブマージアーク溶接(−ようせつ−)(0477)
継手部分にあらかじめ粒状のフラツクスを盛り上げて、その中に溶接用電極を通してアークを起こして溶接する自動溶接の一種。
・棧木(さんぎ)(042)
仮設として用いる25×50?角程の木材。長さは3〜4m程度のものが一般的である。補助棧(ほじょざん)ともいわれる。型枠専用に規格化されたアルミ製の棧木もある。
・産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)
事業活動によって発生するごみや汚物、または自分で再利用したり、他人に売却できないため、不要になったもの。産廃(さんぱい)ともいう。廃棄物で、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で定められる。家庭など日常生活から伴って排出されるゴミやし尿を一般廃棄物(いっぱんはいきぶつ」といい、区別される。
・サンクンガーデン
sunken gurdem
基礎レベルである周囲より一段下げて造った広場や庭園。もともと平坦地の庭園計画に変化をもたせるための手法として、北部ヨーロッパの庭園に広まったが今日では交通の集中・大量化を捌くため、立体的な処理とする場合の半地下などのデザイン技法として重要な意味を持っている。例はロックフェラーセンター・新宿西口広場など。
・桟積み乾燥(さんづかみかんそう)
製材後に桟木をかませて積み、天然乾燥させる手法。
・残土処分(ざんどしょぶん)
掘削後の残土を処分する方法には、敷地内に残土を仮置きし、埋め戻しまで飛散防止のためにシートで養生する場内処分(じょうないしょぶん)と、場外の廃棄処分地に運び出す場外自由処分(じょうがいじゆうしょぶん)、処分地が設計図書などにより決められている場外指定処分(じょうがいしていしょぶん)がある。場外指定処分は公共工事に多く、処分時に土質成分検査を行う場合もある。
・サンドドレン工法(−こうほう)
軟弱な粘性土地盤内に砂杭を形成し圧密促進を図る工法。土中の水分が砂杭に浸潤して排水されるドレンの効果を期待する。
・サンプリング
土質の分類や特性を試験するために土の試料を採取すること。標準貫入試験では、地盤を打撃するおもり自体がサンプラー(採取装置)となっており、内部に詰まった土を取り出して観察することができる。最近はスウェーデン式サウンディング試験でも、簡易のサンプラーが開発されている。
・残留沈下(ざんりゅうちんか)
圧密が終息しておらず、今後も沈下が進行する可能性があること。
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