建築用語 け 
17.02.13
建築用語目次

あ〜あの
あは〜あん




か〜かの
かは〜かん





し〜しの
しは〜しん



た〜たの
たは〜たん



と〜との
とは〜とん





は〜はの
はは〜はん

ふ〜ふの
ふは〜ふん
















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・ケアハウス(080)
 ケアハウスとは、身体機能が低下しているか、高齢のため独立して生活するには不安がある方で、家族で世話をすることが困難な方(原則として60歳以上)が利用できる老人福祉施設です。利用者は、直接ケアハウスと入居契約を結び、毎月食費、家賃、光熱費などを支払います。ケアハウスでは、食事・入浴や生活相談などのサービスが提供されるほか、入居後に介護が必要となった場合には、ホームヘルパーの派遣やデイサービスなどの介護保険サービスを受けることができます。ケアハウスは、国の「ゴールドプラン21」(平成12年度から5か年間の高齢者保健福祉施策の方向性を示した計画)において、生活支援を要する高齢者が安心して居住できる施設として位置付けられ、全国でその整備が進められています。また、14日に決定された緊急対応プログラムでも早期整備の必要性が掲げられています。ケアハウスの経営は、これまで社会福祉法人などに限られていましたが、規制改革の一環として、株式会社などの経営にも途を開くことが改革先行プログラムに盛り込まれ、11月から実施されました。
(引用:小泉内閣メールマガジン 第27号より)

・蛍光ランプ(けいこう−)(0504)
 発光の主要部分が、放電からの紫外放射で励起される蛍光物質によって光る放電ランプ。発光効率がよく、形状、光色ともに様々な種類がある。

・磬折(けいせつ)(0467)
 上体を40〜60度に曲げるお辞儀である。お祓いを受けるときと、祝詞奏上のときに行う。

・軽鉄工(けいてつこう)(0234)
 軽量型鋼(ライトゲージ)で、間仕切りや天井の下地をつくる職人。防火目的で内装制限の規制ができてからは、木下地に代わり非耐力壁天井はほとんどが軽鉄製となっている。

・軽量骨材(けいりょうこつざい)(0264)
 コンクリートの軽量化や、断熱性の付与などの目的で用いる普通骨材よりも比重の小さい骨材。

・軽量コンクリート(けいりょうこんくりーと)(0265)
 軽量骨材を用いたコンクリート。建物過重が普通コンクリートよりも小さくなるため、煙突や、建築面積に対して建物高さが高い建築物の場合などに有効。

・軽量鉄鋼下地(けいりょうてっこうしたじ)(0380)
 LGS (軽量鉄鋼。)でつくる天井や壁の下地。天井の場合、野縁受けは吊りボルトで上部から吊り、壁の場合はスタツドとランナーで下組みをつくり石膏ボード[せっこう−]などで間仕切壁をつくる。木造以外の建築で多用される。

・懸魚(げぎょ)(151)
 破風板の下端に取付けた彫刻された板のこと。妻飾りを豪華にみせるためのもの。破風板の拝み部分にあるものを拝み懸魚、破風の流れの中ほど、母屋鼻当たりにあるものを降り懸魚(くだりげぎょ)、脇懸魚(わきげぎょ)という。近世以降になると懸魚などのパターンを載せた雛形本も登場した。

・ゲージ(0473)
 ゲージライン間の距離または端部からゲージラインまでの距離。また、鋼材の材軸方向のボルト孔などの列の中心線をゲージラインという。

・化粧釘(けしょうくぎ)(0379)
 仕上げ材の表面に見える釘の打ち方。仕上げ材を損なうことなく打ち込むことが要求される。

・化粧材(けしょうざい)
 長押や敷居・鴨居、真壁造の柱など目に見える場所に使う材のことで、カンナ掛けなどの仕上げが必要な材のこと。見え掛かり材(みえがかりざい)ともいう。

・化粧垂木(けしょうたるき)(134)
 野垂木とは別に見え掛りに設ける垂木を言う。はね木の導入によって垂木は軒先の荷重から解放され、自由な意匠を施すことが可能になった。

・桁・軒桁(けた・のきげた)
 2階柱上部および屋根垂木と接する部分の横架材の呼び名。胴差と同様な種類の木材。枠組壁工法ではこの呼称はない。

・桁方向(けたほうこう)
 桁側ともいう。屋根面と外壁面の接する線が水平になる部分で、雨水が外壁から離れるように屋根勾配がとられる部分。

・欠陥建築(けっかんけんちく)
 defective building

・結晶化ガラス建材(けっしようか−けんざい)(0409)
 商品名「ネオパリエ」(日本電気硝子)。使われ方から分類すれば人造石とみなせる。ザラメと呼ばれる、急冷した溶解ガラスのしずくを台に並べ、炉で再加熱、結晶化して固める。その後、石材と同じように砥石で磨いて製品にする。吸水率ゼロ、色調は自由自在と魅力的だが、安価な輸入石材に押され気味。

・結露(けつろ)
 天井・壁・床などの表面や内部の温度が、空気の露天以下になったとき、空気中の水蒸気が水滴となりことをいう。
 結露には壁体表面結露と壁体内部結露とがある。一般に、外壁の出隅部分の室内側表面や暖房された室につながる暖房されない室は結露しやすい。結露防止策としては、以下の方法がある。

1.水蒸気を必要以上に発生させない。
2.換気を行う。
3.壁体の断熱性能を高める。
4.壁体内側表面を吸湿性のある材料とする。
5.壁体内部の断熱材の室内側に防湿層を設ける。
6.家具を壁から離して配置する。

なお、窓ガラスを多少厚くしても結露防止にはあまり効果がない。

 室内空気(湿り空気)などが冷たい部分に触れ、その空気の温度が下がることにより、相対湿度が100%を超え、その部分に空気中の水蒸気が凝縮水として付着する現象である。

・ケミカル(エポキシ)アンカー(056)
 打ち上がったコンクリートに重量物を取り付ける場合に、躯体に穴をあげアンカーボルトをエポキシ樹脂など化学凝固剤で固定させるものである。

・螻羽(けらば)(0094)
 切妻屋根の妻壁側に張り出している屋根の端をいう。数奇屋では螻羽や軒先を軽快にみせるため破風板や鼻隠しを用いないので、母屋鼻は銅板で包んだり塗装を施したりする。螻羽部分に用いる側面に袖の付いた瓦を螻羽瓦といい、特に軒先のものを重箱瓦または螻羽唐草瓦という。傍軒(そばのき)、妻軒とも言う。

・ケレン(0278)
 床や壁、型枠材などに付着したモルタルやセメントペーストを剥がすこと。先がヘラになったけれん棒という専用の工具がある。

・KYT(け−わいてぃ−)(0441)
 危険予知トレーニングの略。職場や作業のなかに潜む危険要因を知るために行う。イラストや実際の作業を見せたりしながら、職場の小集団で話し合い、考え合って実際に作業するにあたっての安全重点実施項目を理解する訓練のこと。

・減圧溝(げんあつみぞ)(0344)
 PCa版の縦目地内に設けられたやや幅の広い部分。流入する空気の圧力を減じて流速を下げ、水を落下させることが目的だが、実際の減圧効果は疑問である。ただし水切目地としての働きはある。

・原位置試験(げんいちしけん)
 現地の地盤に対して直接行う試験。

・減水剤(げんすいざい)(0269)
 セメント粒子を分散させて水との接触面積を増大させることでワーカビリティーをよくさせ、かつ強度を変えずに水を減少させることができるので減水剤という。減水剤には標準形、促進形、遅延形の3種類がある。

・原石(げんせき)(0409)
 別名ブロック。採掘場で直方体に切り出した石材のこと。みかげの原石は大きく、20トンを超すものもある。

・建設業者(けんせつぎょうしゃ)
 constructor

・建設用リフト(けんせつよう−)
 荷のみを運搬することを目的とするエレベータ。土木、建築などの工事現場の作業に使用されるものをいう。

・建設業法(けんせつぎょうほう)
 Construction Industry Law

・建設リサイクル法(けんせつりさいくるほう)
 正式名称は「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」。'00年5月31日に制定され、「一定規模以上の工事(対象建設工事)について特定建設資材廃棄物を工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化することを義務付け」たもの。'02年5月には完全施行。

・建築隠語(けんちくいんご)
隠 語 よ み 隠語の意味 解 説
小屋材 こやざい 髪の毛 建物の屋根を支える小屋組を人体の頭にたとえる。それの部材が髪の毛
女木の小屋組 めきのこやぐみ 桃割れ(娘が結った髪型の一つ) 女木は女性のこと。ここでは若い娘さんの頭髪の形とかけたもの
二重小屋 にじゅうこや 島田結いの髪 島田結いの形が複雑で、小屋組でも難しい二重小屋にたとえたのか
丸小屋 まるごや 丸まげ結いの髪 入り母屋造りのむくりのある丸小屋に似ていることから
取っ手 とって サムライのちょんまげ 形が似ているからであろう
木表 きおもて 容貌・顔 木表とは板の両面で樹心に近いほうのことで顔に見立てたものだろう
肘木 ひじき 娼妓 肘木は上の方の荷重を支える樹木のことで、一定の間を置いて軒先に設ける
男木 おき 男性 継手として二つの材をかけ合わせるときほぞなどの突出したほうの材をいう。男性のシンボルも突出しているからか
女木 めき 女性 男木の反対で凹んだほうをいう
持ち送り もちおくり 持ち送りは突出した部分を支えるために設ける化粧板、耳に似ているからか
柄振板 えぶりいた 堀・出桁・庇(ひさし)などの端を隠すために設ける化粧板、耳に似ているからであろう
込み栓ばらす こみせんばらす 小便をすること 栓の一つ。仕口の固めに用いるのが込み栓。ばらすとは抜くこと。ガマンしていて放出することを抜くにかけたのか
くさび 大便 堅い木や石や鉄でV字型をつくりものを割ったり、広げたりまたものの間に打ち込んで抜けないようにするもの。和式で用をたしているときの形からか
吊り束 つりづか 男根、陰茎 吊り束は梁の下の横木を梁に吊る短い柱。梁に吊られる形からか
枕木 まくらぎ 漬けもの・タクワン 鉄道線路の枕木のように物を受けるために地に横たえる木が枕木。重い石を受けて漬けられているのが漬物、タクワン
本長押 ほんなげし 柱面に取り付けた長い横木が長押(なげし)、長い横木を帯にたとえる
小屋長押 こやなげし はち巻 小屋組に長押(なげし)をつけてはち巻
石ぐち いしぐち 足袋・靴 土台石の上端のこと。数寄屋建築などで縁先などの柱根石に自然石を使うとき、根石と柱の取合いは、制作に当たって型どりをする足袋や靴の寸法合わせに似ていることからか、あるいは土台石を足に見立てたものか
敷盤 しきばん 下駄・ゾウリ 他物を支える板が敷盤、下駄やゾウリも人体を支える
下長押 したなげし 六尺フンドシ 下のほうにある長押、フンドシも下につける長いもの
間柱 まばしら おやつ 本柱と本柱の間にたてるのが間柱、つまり間食のこと。「さて間柱にするか」といえば若い職人はニヤリ
間柱げんぞう まばしらげんぞう おやつが出ないこと 鴨居などに柱を取り付けるときに特別の仕口を用いずにノコギリで切ったまま取り付ける場合「げんぞう」という、仕事の上では手抜き、物事を略することをいう。職人が大声でお施主さんの前で「ここの家は間柱げんぞうだぜ」といっても、お施主さんは仕事上の会話かと意に介さない
けた 金銭 桁をお金の桁にかけたのか
片蓋 かたふた 二号さん・お妾さん・後家 壁面に取り付ける矩形の柱形が片蓋、つまり本柱(本妻)でないことからか
戸口 とぐち 単に口からか
しふくらきらす しふくらきらす おしゃべりの人 敷居などの溝の両そばを削るカンナがしふくら、そばから口をだす
とば 職人が着る半てん 着物の意味
長苫 ながとば 長めの半てん 長めの着物だから
長さ ながさ 旦那サマ・御主人サマ 「ながいものにはまかれろ」から長さ
下端 したば ものの下の部分のこと。下位の者というより性行為の正常位において下に位置するからであろう


・建築基準法(けんちくきじゅんほう)
 Building Standards Law

・建築計画(けんちくけいかく)
 construction plan

・建築契約(けんちくけいやく)
 building contract

・建築士(けんちくし)
 architect

・建築士法(けんちくしほう)
 Architect Law

・顕熱(けんねつ)(0197)
 伝導や輻射により物体が温度変化する熱であって、乾球温度計で計測できる。

・減能グレア(げんのう−)(0498)
 視覚を低下させる グレア。不快ブレアを伴うこともある。

・現場打ちコンクリート杭工法(げんばうち−ぐいこうほう)
 それぞれの工法によるケーシング(掘削孔の保護鋼管)を設置し、杭孔を掘削し、その杭孔にあらかじめ地上で組み立てておいた鉄筋籠(籠筋(かごきん))を挿入する工法。場所打ちコンクリート杭工法(ばしょうち−ぐいこうほう)ともいう。鉄筋籠設置後はトレミー管を使ってコンクリートを打設する。杭の体積と同量の廃棄土が発生したり、泥水を使用するのでそれらの廃棄処理が必要となる。また掘削により周辺地盤や杭底部の地盤を緩めてしまったりすることがあるので注意を要する。

・現場水中養生(げんばすいちゅうようじょう)(0282)
 テストピースの養生方法で、現場山に用意された水槽に人れ、気温または水温の最高・最低を毎日記録する。実際に打ち込まれたコンクリートの品質管理あるいは型枠の解体時期判定のための圧縮強度試験用で、施工者が実施する。

・現場発泡ウレタンフォーム(げんばはっぽう―)(172)
 鉄骨造、鉄筋コンクリート造の内側部分に吹き付けて、断熱欠損部および隙間を充填する際に使われる。硬質ウレタンの危険性に加え、吹付け作業中にはミスとや発癌物質であるイソシアミネートが発生するものもある。ウレタン系断熱材は人間が居住する建築などへの使用は避けるべきだと思います。

・現場封緘養生(げんばふうかんようじょう)(0282)
 テストピースの養生方法で、ビニール袋などに密閉し、水分の吸湿や排出がないようにする。現場封緘養生の採用によって材齢が42、56、91日まで延長することができたり、コンクリートの温度補正値を小さくしたり、高炉セメントの採用などが可能となる。

・現場溶接(げんばようせつ)(0315)
 工事現場における溶接をいう。本体鉄骨の溶接は、大部分が炭酸ガスアーク溶接による。現場溶接は施工条件や入熱・パス間温度などの影響で強度低下・靭性劣化が懸念され、施工順序やワイヤの選択などの対策が必要となる。

・検鋲の儀(けんぴょうのぎ)(0459)
 締めた鋲をハンマーで叩く儀式。

・源平ら(げんべい)
 杉材は赤身と白太の色の差が大きく、これらが混ざった色合いの板材のこと。

・建ぺい率(建蔽率)(けんぺいりつ)
 敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合である。

 1. 例えば、100坪の土地に建築面積30坪の建物が建っている場合は、建ぺい率は3/10(30%)になる。
 2. 都市計画で用途地域と合わせて建ぺい率が定められている場合は、原則として、規定を上回る建ぺい率の建物を建ててはならない。
 ただし、以下のような場合はこの限りではない。
 *近隣商業地域または商業地域内でかつ防火地域内に耐火建築物を建てる場合。この場合は、都市計画の建ぺい率は適用されない。従って、理論上は敷地全面(100%)に建てることも可能である(もちろん、外壁の位置が定められている場合などは除く)。
 *敷地が角地にあたる場合。この場合は、10%の割増になることもある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

・眩惑グレア(げんわく−)(0498)
 長時間、対象がまったく見えなくなるような激しいグレア。


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