建築用語 え 
17.02.10
建築用語目次

あ〜あの
あは〜あん




か〜かの
かは〜かん





し〜しの
しは〜しん



た〜たの
たは〜たん



と〜との
とは〜とん





は〜はの
はは〜はん

ふ〜ふの
ふは〜ふん
















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・AE減水剤(えーいーげんすいざい)(0269)
 AE剤と減水剤の両方の効果をもつ混和剤。標準形、促進形、遅延形の3種類がある。

・AE剤(えーいーざい)(0267)
 独立した無数の微細な空気泡をコンクリートに含ませることによってコンクリートのワーカビリティーと耐久性を向上させる空気連行剤(くうきれんこうざい)ともいわれる。

・H−Dランプ(0504)
 放電ランプの中でも輝度の高い高圧ナトリウムランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプの総称 。高圧ナトリウムランプは色温度が低く(2000〜3000K)、水銀ランプやメタルハライドランプは色混度が高い (4000〜6500K)。

・ALC工(えーえるしーこう)(0230)
 ALC板(軽量気泡コンクリート)のメーカーは日本に数社しかなく各メーカー専属の職人がマニュアルに従って施工を行う。外壁に使われるALC板は、ほとんどの場合直に塗装仕上げをするだけなので、地震による挙動、板の欠け、防水のための目地処理など神経を使うところが多い。同種の職人に押出し成形セメント版の取付け工もいる。

・液状化現象(えきじょうかげんしょう)
 強い地震の揺れによって地盤が液体のような挙動をとる現象。地下水を多く含んだ砂の地盤で起きやすい。

・エキスパンションジョイント(0520)
 (expansion joint)
 互いに動く構造物(例えば免振建築玄関と地盤面からの人口部分)の間に設置する建材で、地震時に生じる相対変位に追従させて有害な応力を構造物に発生させることなく、構造物間の機能の連続性を維持させるための部材。地震動による相対変位のほかに、構造物の温度変化による膨張収縮、不同沈下、風力等の外力による変位に対応する役割も有する

・エコロジー壁紙(えころじ−かべがみ)(0390)
 エコクロスともいう。天然素材を多く含む壁紙を用い、ホルマリンを含まない接着剤で施工するエコロジー系の壁紙。植物繊維、珪藻土、貝殻の粉、木材のチップなどの自然素材を利用した壁紙が各種発売されている。また、接着剤もエコロジー志向が進み、'98年4月に「壁紙及び壁紙施工用でんぷん系接着剤」のJISが改正され、ホルムアルデヒド放出量の基準値が引き下げられた。

・SS材(えすえすざい)(0304)
 一般構造用圧延鋼材。リンや硫黄などの規定がなく、溶接には不向きといわれているが、国産のSS材は通常の溶接によって割れが生じることはほとんどない。

・SN材(えすえぬざい)(0304)
 鉄骨造建築物を対象とした建築構造用圧延鋼材。SS材、SM材に比べて材料特性が優れているため、高価である。靭性や絞り性能などによりA、B、Cの等級がある。

・SM材(えすえむざい)(0304)
 溶接構造用圧延鋼材。衝撃性能によりA、B、Cの等級がある。

・STK(えすてい−け−)(0305)
 SS材に類似した鋼管の規格材。

・STKR(えすてい−け−あ−る)(0305)
 SS材を使用した柱用の冷間成形角形鋼管の規格。JIS認定品。

・エッジクリアランス(0350)
 ガラスカーテンウォールでの、ガラス端と枠溝底との間隔。層間変位により枠変形が生じると、先にガラスと方立が接触し、次いで浮き上がったガラスと上部の無目が当たってそれ以上変形できない限度に達する。これよりエッジクリアランスが大きいほど層間変位追従性が高いといえる。

・H形鋼(えっちがたこう)(0302)
 断面がH形をした形鋼。H鋼[えっちこう]ともいう。

・N値(えぬち)
 ボーリング工によって掘削された孔内で実施される標準貫入試験の実測値で73.5kgのおもりを75cm自然落下させて孔底を打撃し、30cm貫入するまでの回数をカウントし、その打撃回数が地盤の強度を表す指標となる。

・FR鋼(えふあーるこう)(0307)
 耐火鋼。一般鋼材の耐力が350℃であるのに対し,600℃まで保証した鋼材。耐火被覆の軽減が図れるが、高価である。

・FRP(えふあーるぴー)(0389)
 ガラス繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastic)の略。プラスチック樹脂にガラス繊維を混入させたきわめて強靭な樹脂。各種工作物、家具などに使用される。

・FEM解析(えふいーえむかいせき)(0348)
 有限要素法 (Finite Element Method)による解析。複雑な形状のPCa版の構造設計を行う際に用いる計算手法。荷重の加わった板の変形や応力が細かく求められるので、最適な板厚さや配筋を決定できる。

・絵振板(えぶりいた)(0159)
 庇が出隅の柱より突出した部分を納めるために取付けられた厚板を言う。また、屋根塀が門柱に取りつく場合、小屋部分の小口を隠す板も絵振板である。庇で絵振板を用いない場合は小軒を返す納まりとなる。

・エフロ防止剤(−ばうしざい)(0405)
 モルタルに混入してエフロレッセンス発生を抑制する混和剤。モルタルが硬化する際に内部の空隙に防水膜を形成することで塩類の溶解を防止する。

・エフロレッセンス(0278)
 れんがやタイルの目地、あるいはコンクリート表面に現れる白色の物質。セメントの硬化で生じた水酸化カルシウムが空気中の炭酸ガスと化合して炭酸カルシウムになったもので、水洗いでは取れない。白華[はっか]、鼻重れ[はなたれ]ともいう。

・LGS(えるじーえす)(0308)
 厚さ1.6mm〜4.0mm程度の軽量形鋼。形状は溝形,山形,Z形などがあり,小規模建築物のほか,胴縁や母屋など,用途が広い。 

・エルセントロ地震波
 関東大震災の3倍の強さ

・エレクションピース(0337)
 現場の本溶接用として工場製作で取り付けておく仮設用のプレート。鉄骨建方の際に部材相互のずれをなくしたり、開先の精度を保持したりする。本溶接施工中または本溶接後に切断する。

・縁甲板(えんこういた)(0358)
 幅80〜120mm、厚さ15〜18mmの板の長手方向の両側を本実加工したもの。廊下や部屋の板床材として使用されるほか、壁や天井に張られることもある。

・エンジニアードウッド(EW)
 集成材に代表される工業化木質構造用材料。材料強度の表示、耐久性や耐火性などの性能をもち、品質の均一性と安定供給を満たしたものをいう。

・演色(えんしょく)(0499)
 照明光が物の色の見え方に及ぼす影響。

・演色性(えんしょくせい)(0499)
 規定条件における基準光源による物の色の見え方と比較した、ある光源による物の色の見え方の効果。演色性の尺度であるRaは、決められた8試験色の見え方から算出される。これに対して、彩度の高い色、木の葉の色、肌色など、現実的な物の色を対象に評価した尺度に特殊演色評価数Ri (ただしi=9〜15)があり、100を最高値として個々の試験色ごとに表示される。

・エンタルピー(0199)
 水蒸気を含んだ空気(湿り空気)の全熱量をいう。湿り空気には空気自体がもつ熱量(顕熱)とそれに含まれる水蒸気がもつ熱量(潜熱)とがあり、顕熱と潜熱の合計が、湿り空気の全熱量である。

・エンドタブ(0321)
 溶接時に生じやすい溶接欠陥を避けるために溶接端部に取り付ける材料。従来は鋼製のものが多かったが、セラミック製(セラミックタブ)や鋼板製などもある。鋼製のものは溶接終了時には切断して滑らかに仕上げる。

・エントランス

・エンボスピニル床タイル(0369)
 ビニル床タイルの表面に機械的にエンボス加工を施し、柄・模様をプリントした床タイル。


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